インターネットの速度が遅くなる原因は多岐にわたります。
大元の提供してる会社の設備だったり、プロバイダの設備、自分の環境だったり。
ここでは、インターネット設備部分を解説します。
「ベストエフォート」は、できるだけがんばります。という意味です。
光インターネットの設備はどうなっている?
NTTの光インターネットフレッツ光の場合を説明します。
各社、同様の設備を構築してインターネットを提供しております。
フレッツ光には200メガプラン、1ギガプラン、10ギガプラン、と大きく分けて3つ。
それぞれでなにが違うかですが、光ファイバーの設備自体に違いはほぼありません。
まずは、NTTのインターネット設備を収容してるビルがあります。
そこから、光ケーブルが外にでて、各家庭や会社で供給されてます。
この光ケーブルですが、1本1本各家庭に行ってるわけではなく実は分岐をしているのです。
NTTビル~電柱~自宅。
このルートで最大32に分岐してるので、最大32家庭で1つの光ファイバーを共有してます。
そのため、昼休みや、夜などは混みあって遅くなる可能性が高くなります。
32分岐してるのにプランの違いはなぜ?
200メガと1ギガのプランに設備の違いはありません。
昔からあるPPPoEという接続方式に限った話になってしまいますが、
NTT側の設備内で1ギガでる設備をユーザーのプランに合わせて200メガまで制限していると言うのが正しいでしょう。
10ギガのプランは、光ケーブルは一緒でも設備が10ギガに対応してるものになっておりますので、その10ギガを32分岐して共有してるということになります。
必ず分岐して使うの?
回線を提供している会社自体がその方法でインターネットを提供しているので
分岐は逃れられません。
光ファイバーを使ったインターネットの利用頻度が低い地域であれば、分岐していても、全部使ってるとは限りませんので、最高で32分岐の中で1人利用っていうことはあるかもしれません。
その場合は、最大の速度が出る可能性が高いです。
分岐しないで使いたい!
一人で、その回線を独占したい!速度をできるだけ高めたいということはあります。
その場合はかなり高額な専用線を引くということになります。
工事料金も100万円単位で、月額料金も10万円単位でしょう。
その場合は個別に回線提供業者のNTTなどに相談しましょう。
ですが、そこまでではなくても、もっと少なく32分岐ではなく10分岐くらいにできない?
この要望に応えてるのが、NTT法人向けのプランである「プライオ10」「ビジネス」です。
フレッツ光ビジネスタイプとプライオ10タイプは、分岐数を減らし速度安定をしてます。
通常32分岐のところを4分岐までにしております。
月額料金もその分高くはなってしまいますが、安定して利用したい方向けですね。
1ギガを4分岐して利用するビジネスタイプ
10ギガを32分岐して利用するクロスタイプ
どちらがいいかは人によって違うでしょうが、分岐数は他人に左右されるので
どうにもできません。
最後に
ここでは詳しく書きませんが、通信方式がPPPoEの場合は、NTT側が1ギガの設備を使っても安いプランでは速度制限で200メガにしていると書きました。
つまり、通信方式がIPoEで接続すると、NTTのプランが200メガであっても、1ギガの設備なので、最大1ギガの速度が出てしまうことになります。
通信方式は、NTTが決めるものではなく、プロバイダ側と自身の機器の設定によるものですので、200メガの安いプランを使っているけど、300メガの速度が出ているということが起こりえます。
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